カイロプラクティック コウダ オフィス ・ 神田鍼灸接骨院




臨床現場において、症状を取ることは応急処置と考えますが、

症状が消失したから治ったわけではなく、そこからが本当の治療が始まると思います。

健康を保つには日々の神経の働きが阻害されないようメンテナンスが必要となります。





<カイロプラクティックにおける臨床 一例>


腰椎変性症  女性 68才  職業 主婦

<主訴>

平成28年5月23日に左前方へ転倒、左膝部打撲により、左下肢の痺れ、立位の姿勢が不安定な為 歩行困難


<X線検査>


                   H 28. 5. 18                          H 28. 9. 27
    →    






腰部可動域・後屈制限、左股関節痛、左膝関節痛、左下肢痺れを伴い歩行困難となる。

左下肢筋力低下もあるため、MRI検査依頼。

腰椎側方変位も強く急性の損傷も考慮しながら週二回のペースで手当てする。

3か月でシビレが消失し、歩行も安定してきたので4ヵ月目に再度 X線を依頼。

経過良好にて月1〜2回の施術で現在に至る。(平成29年1月24日 時点)


<考察>

急性における転倒の損傷はあるが、科学的検査において圧迫骨折はない為、

神経圧迫を重視した。

整骨院(接骨院)での急性の手当てと併用し、カイロプラクティック施術を加え施術する。

当人は転倒での負傷と思われているが、このような腸骨・仙骨・腰椎の変性の状態は

いつ何が起きてもおかしくない形状である。

今回、転倒がキッカケとなったがこの形状はある日、突然 症状が現れる場合もあるので、

日頃のケアの大切さを思い知らされる一例でした。




頸椎症  女性 34才(来院時)  職業 看護師

<主訴>

左手のシビレ、右上腕挙上痛・頚椎可動域制限・肩こり・頭痛・めまい・腰痛・冷え症・低血圧・胃弱


<X線検査>


                 H 24. 2. 16                          H 25. 10. 24
    →    

                    34才           治療経過中           36才



上記の主訴にて来院、週1回のペースでカイロプラクティックにおける技術で施行し現在に至る。

初検時、頸椎後湾より現在ストレートまでに変化あり。

今後も神経圧迫を考慮し、前湾方向にアプローチしていく計画です。

現在、当初の主訴は特に手のシビレや頭痛、めまいに関しては早い段階で消失し安定しました。

頸椎のストレートから少しでも前湾に移行できれば、頸椎可動域制限や肩こりの消失が期待でき、

全身の総合メンテナンスを考えて 冷え症、低血圧、胃腸などの弱い部分が活性化され、

体質改善へとつながればと考えています。



<考察>

この患者さんは現在の医学における医療行為として、痛み止めの薬・注射、又、理学療法における

電気療法・牽引療法やストレッチ・マッサージ、鍼灸など一時的な効果しか期待できませんでした。

又、その繰り返しで長期の経過にて退化が進み症状も増え、組織の老化を加速させ悪化していく現状でした。

この患者さんに対し、頸椎の不整列におけるサブラクセーションを見つけ、コンタクトポイントをしぼり、

根本治療として細かく質の高いカイロプラクティックの技術で結果が出たものである。




先天性頸椎癒合症  女性 10才(来院時)     現在、中学生

<主訴>

頸椎持続姿勢(前屈)において、右目が見えなくなり、右腕のしびれ、頭痛、ふらつき、吐気をもよおす。


<X線検査>


          H 21. 10. 3                 H 21. 12. 26                 H 22. 9. 25

          10才                 (施行 3ヶ月後)10才                  11才


          H 23. 6. 25                 H 24. 8. 25                 H 25. 8. 9

          12才                     13才                        14才



当初、原因が分からなく点滴で様子を見る状態でしたが、症状が同じ繰り返しという事で来院される。

頸椎のX検査を依頼。

検査結果はC1のズレ、C2-C3が先天性の癒合、C2・C3の構造上C4・C5・C6・C7が後湾状態を形成されたと思われる。



<考察>

C1のズレによる平衡感覚や椎骨動脈の圧迫による頭痛も考えられ 3ヶ間、C1の調整を施した。

症状も軽減し安定してきたので、再度X線検査においてC1の正常位置を確認。

その後は後湾方向を前方へ矯正加療しながら、現在に至る。

この患者さんはC2・C3、T6・7・8 、T12-L1の先天性の癒合があるが、MRI検査では脊髄神経の圧迫は少なく、

成長と共に椎骨の負担が加速しないよう、脊柱のバランスを調整しなければとの思いです。

<病気になる要因を考える>

症状は出ているのに病院で検査してもハッキリとした診断名がつかない。
薬を服用するほどでないが、常に自覚症状がある。


【第一段階】

不定愁訴として、
「痛い」「だるい」「疲れた」「熱っぽい」「頭が重い」「のぼせ」
「耳鳴り」「しびれ感」「動悸」「四肢冷感」・・・などの様々な自覚症状が現れる。

この段階で早期に根本原因が分かり的確な処置ができれば、健康へと回復に向かいます。

【第二段階】

一過性のものから症状が長期に至りますと全身のバランスが段々くずれていき、頭痛・肩こり・便秘・不眠・・・
などが起こります。
その原因の中に自律神経の不安定として、
「全身・局部の血行不良」「全身の新陳代謝の低下」「ホルモンバランスの低下」「体液の循環の滞り」
「脊柱のズレによる神経圧迫」

等が関係しています。

【第三段階】

病院で様々な病名をつけられる。



<健康管理の為に注意すべき事>

ストレス

精神的:現在の悩みからくる精神的・感情的な悪い刺激。
肉体的:筋肉疲労・気候の変動による体調不良。

食生活

インスタント食品・レトルト食品等に含まれる食品添加物の取り過ぎ。肉・油・糖分の取りすぎ。

運動不足・過多

車社会・仕事に追われる生活による運動不足。便利な生活環境からくる運動不足。
または働き過ぎ・過労等

イオン不足

自然環境の破壊による水・空気・食品等の汚染。
パソコン・携帯電話の普及による電磁波の激増。
老化による体内イオン回復機能の低下。

睡眠不足

思考力の低下・体力の低下を引き起こす。
睡眠不足により免疫力の低下。



<不定愁訴でお悩みの方へ>

人間は本来、体調を整える機能や組織を活性化させる「自然治癒力」が備わっています。
当院では、矯正・調整技術により自律神経の働きを正常化させ、
また、脳の活性化、脳脊髄液の圧迫を取り除き、神経伝達を正常にしていく特殊施術を
健康管理の為におすすめしています。
その場で結果が現れますので、ぜひ体感してみて下さい。


             

(X線・MRI)検査を用いる事で的確な質の高い治療が可能となります。